年代別健康づくりのポイントを徹底解説!

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みなさんは、普段健康に気をつけた生活を送っているでしょうか?

20代などの若い方は、「特に健康に気をつけていない」という方も多いでしょう。

しかし、若いからといって健康であるとは限りません。

健康的な生活は、若いうちに始めておいて損はないのです。

今回は、年代別健康づくりのポイントを徹底解説していきます。ご自身の年齢と照らし合わせながら、見ていきましょう。

20代の健康トラブルとは

20代は、一人暮らしを始めたり、進学をしたりと変化が多い年代です。

20歳になると喫煙ができるようになるため、肺がんにも注意が必要です。

他にも、膝の靭帯損傷などのスポーツ障害が原因で病院を受診することが多いというデータがあります。

また、女性は20代後半から子宮頸がんになるリスクが上がるため、年に一度の定期検診をすることをおすすめします。

20代で気をつけたいこと

無理なダイエットはしない

20代の女性は、必要以上に体型を気にして栄養不足になっている人が多いです。

無理なダイエットを行うと、貧血や肌荒れ、月経異常を引き起こすかもしれません。

また、20代は朝食の欠食率がトップです。

朝食を抜くと、脳がエネルギー不足となり、集中力が低下し十分なパフォーマンスを発揮できません。朝食を食べることは、体内時計を整えるために非常に大切です。

生活リズムを整え、健康的な身体をつくるためにも栄養バランスの整った食事を3食食べるようにしましょう。

喫煙を控える

令和元年に行われた「国民健康・栄養調査」によると、女性の喫煙率は7.6%、男性の喫煙率は25.5%です。

肺がんは、一日の喫煙本数が多く・喫煙を始める年齢が早いほどリスクが上がると言われています。

喫煙を控えることで、生活習慣病やがん・脳卒中のリスクを大幅に低下させることが可能です。

スポーツ障害の予防

スポーツ障害を予防するためには、運動前のストレッチや準備運動が有効です。

すぐに動き出すのではなく、筋肉を十分にほぐしてから運動をするようにしましょう。

また、普段使用している靴やユニフォームは、大きすぎず小さすぎず自分に合っているサイズを選んでください。

30代の健康トラブルとは

30代になると、心身ともにトラブルが生じやすいです。

意外かもしれませんが、痛風になる年代は30代がトップだということが分かっています。

また、2021年に行われた公益財団法人 日本生産性本部「第10回『メンタルヘルスの取り組み』に関する企業アンケート調査結果」によると、30代が心になんらかの病を抱えている割合は39.9%です。

「自分は大丈夫」だと過信せずに、心身のケアを重視していきましょう。

30代で気をつけたいこと

健康診断を受けよう

令和元年に行われた「国民生活基礎調査」によると、30代は健康診断を受けている割合が低いことが分かっています。

健康診断の目的は、病気の早期発見です。

「症状がないから問題ない」と思っていても、重大な病気が隠れているかもしれません。

そのため、面倒くさがらずに毎年1回は健康診断を受けるようにしましょう。

心の不調に要注意

仕事や育児などをしていると、知らない間にストレスが溜まっていることがあります。

「最近よく眠れない」「悲しくないのに勝手に涙が出てくる」「常に疲労感・倦怠感がある」など、異変を感じたら我慢はせずに医療機関を受診しましょう。

自律神経の乱れは自宅で解決できない場合は、リラクゼーションサロンに行ったり、鍼灸院など専門家に相談したりすることが重要です。

痛風予備軍

尿酸値が高いと診断されるのは、30代男性がもっとも多いです。

尿酸値が高い状態が続くと、足の親指に猛烈な痛みを生じる「痛風」を発症します。

痛風にならないよう、ビールやレバーなどのプリン体を多く含む食品は控えるようにしましょう。

他にも、腹八分目を意識したり、運動不足を改善するなど生活習慣を見直すことも大切です。

40代の健康トラブルとは

今まで肥満ではなかった人も、40代になると肥満になりやすいです。

特に男性は、40代になると肥満の割合が約4割にまで増えます。

また、女性では乳がんの割合が急激に増加します。

40代で増加する原因は明らかになっていませんが、おそらく女性ホルモンが関係していると考えられています。

40代で気をつけたいこと

メタボ検診を受けよう

40歳からは、メタボリックシンドロームかどうかをチェックする検診が始まります。

メタボになると、糖尿病や高血圧症、脂質異常症になるリスクが上がるため、定期的な検診でメタボを予防しましょう。

また、体重の増加により膝の痛みを発症する可能性が高くなります。歩く際に膝にかかる負荷は、体重の約3倍といわれているので、膝への負担は考えている以上のものです。

糖尿病に注意

糖尿病は、ストレスや肥満によって引き起こされると言われています。

糖尿病になると、腎不全や失明、末梢神経障害などの合併症に注意が必要です。

ストレスを溜めない生活・食生活の改善・適度な運動をして、糖尿病にならないようにしましょう。

がんに注意

男性は胃や大腸などの消化器系のがん、女性は特に乳がんに注意しましょう。

乳がんは発見が遅れると、命を奪ってしまう恐ろしい病気です。

定期的な検診で、早期発見・早期治療を行いましょう。

50代の健康トラブルとは

50代は加齢とともに、腰痛や五十肩で受診する割合が増加します。

もし、検診で「異常なし」と診断されても、倦怠感や頭痛などの不調がある場合は「更年期障害」かもしれません。

ちなみに、更年期障害は女性だけではなく男性もなると言われています。

50代は食事や運動などの生活習慣に注意しながら、老化を防ぐことが重要です。

50代で気をつけたいこと

詳しい検査を受けよう

50代になると「心筋梗塞」や「脳卒中」の割合が、40代の約2.5倍にも急増します。

一般的な健康診断だけではなく、心臓ドックや脳ドックなどを利用しながら病気の早期発見に努めましょう。

アンチエイジングに力を入れる

老化を止めることは難しいですが、老化のスピードを遅らせることは可能です。

ウォーキングなどの運動を取り入れたり、サプリメントを活用しながら栄養バランスの整った食事をするようにしましょう。

腰痛予防

腰痛になると、日常生活に大きな支障が出ます。

前かがみや中腰など不自然な姿勢を取らない・急に腰をひねらない・腰の筋肉を伸ばすストレッチをすると、腰痛予防になるためおすすめです。

腰痛になってしまった場合は整骨院などの専門家に相談し、適切な処置を行いましょう。

60代の健康トラブルとは

60代になると定年を迎え、生活リズムが大きく変わる方が多いでしょう。

2019年に行われた「国民生活基礎調査の概況」によると、60代の健康診断の受診割合は、50代と比較して約7%も低下します。

また、今までは感じていなかった身体の疲れが顕著に現れます。

60代で気をつけたいこと

健康管理を怠らない

60代で大切なことは、健康管理を怠らないことです。

サラリーマン時代は定期的な健康診断が義務付けられていましたが、定年退職すると健康診断を受けなくなる方が多いです。

人間ドックや自治体で行なっている検診を積極的に受けて、定期的な体のチェックをするようにしましょう。

自主的なトレーニングをする

自主的なトレーニングをすることで、要介護にならない体づくりを目指せます。

加齢による運動器の障害のために、移動能力が低下している状態を「ロコモティブシンドローム」と言います。

「片足立ち」と「スクワット」は、ロコモティブシンドロームを防ぐトレーニングです。

片足立ちとスクワットを日課にして、健康的な体づくりをしましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、「年代別健康づくりのポイント」を解説いたしました。

年代に合わせたケアを行いながら、いつまでも心身ともに健康でいましょう。

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