寒さが本格的になる冬は、「なんとなく体がだるい」「疲れがなかなか取れない」「手足が冷えて眠りが浅い」「関節が痛む」といった不調を感じる方が増えてきます。実はこれらの不調は、単なる冷えだけでなく、筋肉の緊張・血流の低下・自律神経の乱れが大きく関係しています。
冬に悪化しやすい不調5つ
① 肩こり
寒い季節に最も多くなる不調の一つが肩こりです。気温が下がると筋肉は収縮しやすくなり、血流も悪化します。その結果、肩や首まわりの筋肉が硬くなり、重だるさや痛みを感じやすくなります。
さらに、寒さから無意識に肩をすくめる姿勢が続くことで、筋肉の緊張状態が慢性化しやすくなります。デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方は、冬場に肩こりが悪化しやすいため注意が必要です。
② 腰痛・ぎっくり腰
冬は腰痛が悪化しやすく、ぎっくり腰の相談も増える季節です。冷えによって筋肉や関節が硬くなった状態で、急に体をひねったり、重い物を持ち上げたりすると、腰に大きな負担がかかります。
また、寒さで外出や運動の機会が減ることで筋力が低下し、腰を支える力が弱くなることも腰痛の原因となります。朝起きたときや動き始めに痛みを感じる方は、冷えによる影響を受けている可能性があります。
③ 首こり・寝違え
首まわりは冷えの影響を特に受けやすい部位です。冬は首こりや寝違えの症状が増えやすく、朝起きたときに首が動かしにくい、振り向くと痛みが出るといった相談が多くなります。
就寝中に首や肩が冷えることで筋肉が緊張し、血流が悪くなることが主な原因です。枕が合っていない、エアコンや暖房の風が直接当たるなど、睡眠環境も症状を悪化させる要因になります。
④ 頭痛(緊張型頭痛)
寒さによる肩こりや首こりが原因で起こりやすいのが緊張型頭痛です。筋肉の緊張によって血流が悪くなり、頭全体を締め付けられるような鈍い痛みが現れます。
また、家の中と外の寒暖差の大きい冬は自律神経が乱れやすく、頭痛を引き起こしやすい環境でもあります。「冬になると頭痛が増える」という方は、筋肉の緊張と自律神経の乱れが重なっている可能性があります。
⑤ 自律神経の乱れ
冬は日照時間が短くなり、生活リズムが乱れやすい季節です。その影響で自律神経のバランスが崩れ、次のような不調が現れやすくなります。
-
体がだるく、疲労感が抜けない
-
寝つきが悪く、眠りが浅い
-
気分が落ち込みやすい
-
頭痛やめまいが出やすい
寒さによるストレスが心身に負担をかけ、症状として表に出ているケースも少なくありません。